サブスクを中心に国内外のキュレーターの注目を集めJAZZ/POPS/NEW AGE、オールジャンルで才を開くコンポーザー兼ピアニストGeckoことWataru Satoのプロジェクト・新世代和製ジャズバンド=Gecko&Tokage Parade。
ポップかつクラシカルなピアノの旋律、ポスト・ロックやフュージョンを想起するギター、ミニマル×ジャズ×ロックを横断したビートを自在に操り、テクニカルなアンサンブルで魅せる4人組。Playwrightレーベルに移籍してから約1年という短期間にも関わらずタワーレコード限定スプリットCD、ベスト盤を合わせると既に4作目のリリースとなる『Borderline』(フルアルバムとしては2枚目、約1年ぶり!)は、令和元年から勢い止むなく激動の新時代を駆け抜けてきた彼らのアクティヴかつエッジなサウンドが詰まっている。
メランコリックで流麗なメロディとループするリフがキャッチーな疾走感溢れる今作のリード曲(1)「Core」、Gecko/Wataru Satoがサポート参加するosterreichでも活動を共にする鎌野愛(ex.ハイスイノナサ)をフィーチャリングした(2)「Polar」、オーセンティックなジャズの繊細さとポスト・ロックのダイナミズムが交差した(5)「Overheat」、今作の中で最もストレート&ロックな構成で展開していく(7)「Flight」、アンヴィエント・メロウな音色がセクシーなムードを漂わせる約10分の超大作(8)「Borderline」。<新世代のサウンドの追求>を掲げ、豊かな想像力で〈Boderline〉を突破していく、芯の強さと靭やかで美しい様が体現された1枚。